【7月5日】橋下徹 大阪市長 記者会見 生中継
平成 24 年 6 月 22 日(金) 橋下市長の登庁時の主な取材項目
◆(0:11)
こどもの家事業について、ルールのない補助金の使われ方を正す、ということだが、具体的にはどういうものを指しているのか
市長: 公的助成をやるべきなのか、一部利用者負担を求めるべきなのか、これをルール化しないといけない。学童保育の方に整理をして、それ以上のサービスについては、原則プラスアルファのサービスとして、保護者に負担を求める、これが原則。ここで公平を確保して、そのあとにいろんな地域の特殊性、保護者の状況から本当に負担ができない、という場合には利用者の方に助成を打とう、という形を軸にすべきと思っている。
◆(4:55)
不正があった、ということではないのか
市長:違う。市政の方針として、運営補助は止めて、事業補助をする、ということ。
◆(7:08)
(子どもの家を利用している子どもで)学童保育にあぶれてしまう子どもたちはどうするのか、また個人にどんな制度設計でお金を入れていくのか
市長:「あぶれてしまう」というのは、今事実確認している。もし、保護者にお金が渡せない場合があるなら、その子どもたちに着目して、こういう子どもたちがいるなら、この子どもたち一人についていくらの助成を(団体に対して)する、という仕組みにしないといけない。
◆(10:44)
制度を作ってから、補助金のカットをするべきではないのか
市長:学童保育は対応できている。子どもの家事業にいる子どもたちが本当にそこがい いのか、福祉施設なのか、部局で制度作りを含めてやっている。補助金の見直しは平成 26 年度から。制度の見直しは十分できる。
◆(12:33)
西成特区で西成をえこひいきする、といっていたがあいりん地域の子どもの家に個別の施策を打つことはないのか
市長:学童保育に合わせてもらって、個別事情はしっかりみていく。西成特区といっている以上は、特定の地域についてサポートしていく。しかし団体を特別扱いするのではなく、サポートの必要な子どもたちに直接税を投入していくのが、僕の大阪市政のやり方s。
◆(15:06)
民間の力の活用といっているが、新しい制度は行政がコントロールしていく方向か
市長:全然違う。サービスの提供者である団体は民間主体。税を投入するときには、サービスを受ける側。市政改革プランにも重大テーマとして掲げている。施設を選ぶ権利を住民側に渡していく。僕の大阪市政の考え方は、団体に着目するのではなくて、実際サービスを利用する側に着目して、別にそこに実際にお金を渡すのではなく、どういう事情の子どもたちを預かった場合には、これだけ税金を投入する、というルールにすれば、現在の事業者だけではなくて、他の事業者も子どもたちを預かってくれる可能性が広がると思っている。
◆(21:00)
消費増税を巡る小沢氏の動きについて
平成 24 年 6 月 22 日(金) 橋下市長の退庁時の主な取材項目
◆(0:05)
(計画消防)委員会で、(市政改革プラン(素案))のパブリックコメント(以下「パブコメ」)は数字だけしか見ていないような発言があったが
市長: 委員会終了後に概要が届いていたので、それをさきほど見た。
◆(1:05)
この意見を反映させていくのか
市長: 必要なものがあれば。ただ、パブコメはサンプリングをきちっとやっていないので、大阪市民全体の声が的確に反映されている、というものではない。参考意見。賛否を問うものではない。きちっと住民の皆さんの意見を伺う手続きは踏んだと思っている。後は、議会での議論になる。
◆(3:27)
議会の意見とパブリックコメントのずれは感じるか
市長:それはある。議会の皆さんはパブコメで意見を出した方以外の住民の声も受けた代表であるので。
◆(18:15)
関西電力㈱の株主総会で、関西電力㈱の出してくる議案に反対との話があるが
市長:今、検討中。
◆(18:38)
政府が出した計画停電等の基本方針について
市長: 政府が出すデータをもとにするしかない。エネルギー問題は国策ではあるが、住民の日々の生活に直結する話。自治体にも電力会社をチェックするような仕組みが必要。
◆(20:52)
阪神高速道路ほか株主総会での人事案や経営体制について
市長:決まったメンバーでしっかりやっていただきたい。本四架橋については、府、市それぞれで負担があるので、その関係も改めたい。
◆(25:50)
西成区の医療機関登録制度について、反対(の声)があがっているようだが
市長:西成区長に確認したが、反対ということではなく、現場の意見を聞いて微修正した、とのこと。極めて事務的なことなので、西成区にまかせている。
平成 24 年 6 月 26 日(火) 橋下市長の登庁時の主な取材項目
◆(0:01)
教育委員会の入れ墨調査の報告で、10 人いて内 1 人が教員で見えるところに(入れ墨を)していた結果について
市長:報告によると、消しますと聞いている。しっかり対処して子どもたちに恥ずかしくないようにきちんと入れ墨は消して、またしっかり教育の現場で頑張ってもらいたい。この事態を受けて教育委員会は校長に管理を丸投げしていいのか。事実
として 1 件出てきたので、責任者であれば、教育委員会がしっかり責任をもって把握すべき。1 件出てきた以上、管理責任者として、行政の責任者として、全件把握しておきたいと思うのが普通。
◆(03:19)
任意ではなく、(教職員)全員に市長部局と同じような調査をすべきとお考えか
市長:見えるところは労務管理として全件把握すべき。あるかないかを含めて確認するところまでが行政の責任者である。最高責任者は教育委員会であるので、自らの責任と権限でもって本来は調査すべき。
◆(05:13)
他市の話だが、市職員の親族が生活保護を受給していることについて
市長:個別事情がある。扶養義務を負えるのか、公務員としてもらっている給与から(親族に)仕送りできるのか。当該職員の生活の余裕度は一概に言えないが、5 千円でも、1 万円でも、1 万 5 千円でも出来る範囲で親族をサポートできないのかなと思う。職員サイドに自分たちの家族に生活保護受給者がいるかどうかぐらいは確認できないかと担当局に投げている。職員の親族で生活保護を受けているのはこれぐらいいますというぐらいは情報として市民の皆さんに開示をして、それについてご意見があれば対処していくべきである。
◆(10:52)
(今回の件を受け、大阪市でも)全庁的な調査を検討するのか
市長:(調査は)親族に生活保護受給者がいるか認識しているか、そのレベル。公務員の可処分所得の平均をみて、本当に余裕がないのかどうか確認しないといけない。
6月26日登庁時市長囲み取材
平成 24 年 6 月 27 日(水) 橋下市長の退庁時の主な発言要旨
◆(2:43)
市政改革プラン(案)がまとまったことに対する市長の感想は。
市長:6ヵ月でここまで、色々なことをまとめることができたということは、ある意味政治的な決定力と行政組織のまとめあげる力が合わさった結果だと思う。
◆(4:05)
市政改革プラン(試案)の段階では 548 億円の削減効果が見込まれていたが、それが最終的に390 億円に下がったことについて
市長:つくったものが誰の意見も聞かずにそのまま通るのだったら、民主主義でもなんでもない。案をつくって色々な意見を聞きながらまとめていくという過程をすべてオープンにしている。そういうところを見て評価していただきたい。妥協した
というわけではなく、住民の皆さんの意見をもとに、こういう案になったということ。
◆(4:50)
市政改革プラン(素案)のパブコメで、市民交流センターやクレオ(の廃止案)に対して、かなり反対の意見があったが、この点は、橋下市長の言われる「ふわっとした民意」ではなかったということか
市長:パブコメは賛否を問うものではないので、最後は全体的、総合的な判断をせざるを得ない。
◆(5:34)
市政改革プラン(案)では高齢者のサービスカットが目立っている。これから議会の理解が得られると思うか。
市長:高齢者のサービスカットといっても切り詰めたわけではない。税の配分は各世代、公平でなければならない。他都市との比較で標準を著しく上回っている高齢者の住民サービスについて少し是正をお願いした。そして可処分所得の一番きつい子育て真っ盛りの世帯へ税の配分をまわした。
◆(7:54)
関西電力の株主総会で大阪市の株主提案がすべて否決されたことについて。
市長:株主の判断だから仕方ない。今回の株主総会ではっきりしたのは、関西電力は原発が稼働しなければ経営が成り立たないということ。国の原発政策が変わって、原発依存度を下げていくという国策に変わったときに全く対応できていない会社だということがわかった。経営のリスク分散ができておらず、非常に危険な状況だと思う。
6月27日退庁時市長囲み取材
平成 24 年 6 月 28 日(木) 橋下市長の登庁時の主な発言要旨
◆(0:01)
昨日の(関西電力の)株主総会で、大阪市の提案したすみやかな全原発の廃止が17%の賛同を得たことについて
市長:すごい大きな数字。これまで脱原発依存や新たな電力供給体制に賛同する株主は約 3%だった。また、大きな国民の意識として新しいエネルギー供給体制に対する気運が盛り上がっており、(関西電力の)経営陣はこれをつかまないといけない。
◆(03:18)
今後の関西電力の株式の保有について
市長:税財源で支出を賄い、そこで受益と負担の関係を一致させるというのが、本来の自治体のあり方。株式を保有する意味があるのかなど、色々と考えたい。
◆(10:16)
(がれき処理に関する)住民説明会は納得いただけたのか。
市長:まだまだだと思う。バグフィルターや内部被ばくの問題など、色々と思われていることを直接ぶつけていただき、我々もそういうことをしっかり考えたうえでこういう方針を立てているということを説明できた。住民の皆さんには、真剣に自
分のこととして色々と調べていただいたと思うが、専門的な見地からすると違うこともあるので、疑問に思われたことに対して真摯に説明していくしかない。こちらが答えられないことがあれば、それに対してきちんと対処する、また今出来ていないことについては正直に話し、それに対してどうするかということをしっかり説明するということに尽きると思う。
◆(14:40)
市長:ホームページに、文楽についてのメールのやりとりや僕の考え方など詳細をオープンにした。トップページの「私の主張」に掲載しているので、ぜひご覧いただきたい。
6月28日登庁時市長囲み取材
平成 24 年 6 月 29 日(金) 橋下市長の登庁時の主な発言要旨
◆(0:15)
今日ボーナスが支給され(市長は)42%カットで 205 万円だがこの額はいかがか。
市長:僕の年齢にすれば高い額。仕事の中身で市民の皆さんに納得感を持ってもらえるようにしっかり仕事をしなければいけない。
◆(08:53)
文楽の件。まだ市長の中では今年度3900万円というのは、完全に納得したというわけではないのか。
市長:文楽協会に、直接意見交換したいし、直接僕の思いを伝えたいと言ったが、文楽協会は合わないと拒否してきた。
予算ヒアリングといって、ふつう、予算を求める側は懸命に市民の代表(である市長)に説明して、補助金・助成金の必要性を説明するというのが通常の予算ヒアリングの形。税を預かる者としてしっかり当事者の話を聞いて必要性を吟味するというのが僕の立場。
◆(17:28)
与野党が合意した都構想の法案について
市長:思いは全部伝えた。あとは国会議員の皆さんに判断してもらうしかない。 ただ、ひとつ問題は「府」という名称。せっかく新しいものをつくったんだから名前はすごく重要。「都」がだめなら「州」くらいの名前でいいのでは。
6月29日登庁時市長囲み取材
7月2日登庁時市長囲み取材
7月2日退庁時市長囲み取材
平成 24 年 7 月 4 日(水) 橋下市長の登庁時の主な発言要旨
◆(0:41)
政務調査費と政党活動について
市長:選挙で選ばれた者は政治家であって、政治をするのが基本的な仕事である。政務といっても、公のための政務と全く私的な政務がある。中身をみないといけない。公のためになるような広く有権者のために政策を訴えかけ、意見を聴取するような活動は、政党活動であろうがなかろうが、中身をみて当然認められる活動だと思う。
7月4日登庁時市長囲み取材
2012/07/05本間孝武@久米島のツイートまとめ13件